代表メッセージ

先生!夏休みの登校日は面白くないから、キャンプしたい!

公立中学校で7年間、担任をしていたときにクラスの子が言った一言。 一瞬でクラスは「できる派」と「できるわけがない派」の意見で溢れかえりました。

思わず「じゃあ、やってみるか・・・?」私の口から漏れた言葉でした。 クラスは大盛り上がり。実行したい内容を企画書にまとめ、学年主任や校長先生を口説く準備に取り掛かります。その中には、表現の仕方を工夫する姿、予算の計算を何度もする姿、言葉を震わせながら、先生に想いを熱く語る姿など、見たことないほど前向きに取り組む姿がありました。

「子どもは夢中になったとき、こんなにも輝くのか。」

胸を打たれると同時に

自分が教員を目指した根っこを思い出しました。

胸を打たれたのは私だけでなく、学年主任の先生や校長先生をはじめとする先生方も同じでした。許可が出たんです。水風船やクイズ大会、受験勉強会、校庭でのお昼ご飯など、自分達なりの精一杯のキャンプをしました。そして、いよいよ終わりの実行委員の挨拶。満足そうだけど終わることが寂しい顔で「みんな、ありがとう。」と笑い泣きする顔に、また胸を打たれました。

でも、こんな経験は年に1回できるかどうか。もしかすると、状況によっては1度もできないかもしれない。 挑戦してみようとも思わないかもしれない。受験やテストのための勉強もあっても良いけど、好奇心あふれる学びの機会がもっとあっても良いではないか。子どもの将来を支えるのは「学力」だけではないはずだ。もっと根本的な「知りたい!やってみたい!」という気持ちではないか。

子どもたちの「知りたい!」を一緒に探し、「やってみたい!」を一緒に究める。 そんな原体験は、きっと人生を良くするものだと、私は確信しています。

「最愛の我が子に、好奇心あふれる学びの原体験を」

経歴
近畿大学文芸学部 卒業(学業全額特待生)
公立中学校教諭 7年勤務
資格
中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語)

「最愛の我が子に、
好奇心あふれる学びの原体験を」

経歴
近畿大学文芸学部 卒業(学業全額特待生)
公立中学校教諭 7年勤務
資格
中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校教諭一種免許状(国語)